– 富士越龍浪図 - 辰年・春節
右は 葛飾北斎が晩年に描いたという
– 富士越龍図 –
左は 富士を舞う龍の写真
葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』、波と富士山をオマージュして撮影し続ける中で生まれた1枚です
photo by u-ske
上空の雲はまるで龍の胴体のように弧を描く
波は龍となり雲と共に富士を昇る
– 富士越龍浪図 –
と作品名をつけさせてもらいました
波と雲も同化した奇跡の一枚だ
いままでに何万枚と波の撮影をしてきたと思うが、この一枚はとても不思議な一枚だ
この一枚がなぜ不思議かというと、
いままで撮影してきた波の作品はどんな瞬間であろうと、
基本は水の写真の一瞬を切り取っている、波の写真なのだ
だけどこの一枚はいちど龍の姿が見えてしまうと、
波を撮った、波の写真、ということを忘れるくらい
龍に見えてしまう
龍という個体生物を撮影したようにしか、いま自分は見えなくなっている
昨年京都の建仁寺でみた龍雲図の顔とも似ているな〜 海で会ったことありますよね
と思ったりもした
嵐のあとにみた金色の夕陽、
あの日の雲、波は忘れられず記憶に深く残っている
やはりあの日は龍がいたんだ
ピースマンギャラリーでは
こちらの龍の作品も展示販売しています
ぜひ龍神さまに会いにきてください
営業予定はピースマンギャラリーのインスタグラムをチェックしてください〜
ちなみに自分は辰年、年男です
– 富士越龍浪図 – 撮影 U-SKE・平塚海岸 龍城ヶ丘
この海沿いには龍城ヶ丘という場所もある、
龍の城がある丘、昔の人もきっとこの海で龍を見たのかな
今年は平塚市とセキスイハウスによる開発が予定されているこの海岸、
龍神さまはどう思っているのだろう